「やりたいことがわからない」というのは、あなたが一生懸命に生きている証拠です。現在の自分に何か物足りなさを感じ、新たな可能性を模索する・・・正常な人間なら、この感覚は一生続くのではないかと思います。今の世の中、あなたと同じ悩みを抱えた人は沢山います。というよりも、大半の方が同じ悩みを抱えているはずです。あまり自虐的にならないで、焦らず、もう少し気長に、気楽に考えてみてはいかがでしょうか。
「マズローの法則」をご存知ですか?人の欲求には五段階(生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、自我の欲求、自己実現の欲求)あり、成長と社会の成熟(私は、今の世の中は「成熟」ではなく「退廃」に向かいつつあると感じますが・・・なんとか皆の力で止めましょう!)によって下位の欲求が満たされると、次第に上位の欲求が頭を擡げて来るという法則です。昔は家業を継ぐのが当たり前だった仕事も「自由に選んでいいよ!」となると「やりたいことがわからない」という贅沢な悩みとなって襲いかかる。ある意味、これは誰もがかかる現代病です。おまけに、進学〜就職というプロセスの中で、無理矢理「やりたいことを早く見つけなさい!」と脅迫される(私も皆さんを時々脅迫していますが)わけですから、たまりませんよね。
「やりたいこと」なんて、頭の中で考えれば考えるほど見つからなくなるものです。少なくとも私の経験ではそうでした。そもそも「やりたいこと」には自ずと五感が向くもので、他人から強制されるものでもなければ、論理的な思考や損得勘定の中から生まれるものでもありません。触れていて、観ていて楽しいもの、嬉しいもの、ワクワクするもの、夢中になってしまうもの、安らぐもの、美しいもの、美味しいもの・・・突然目の前に現れ、ふと気付くものではないでしょうか。