人材紹介会社はお見合いの仲人のような存在です。一番の利点は、豊富な情報とノウハウに基づき、客観的な見地から(時間を掛けて自分で探さずとも)意向に沿う求人案件や合格可能性の高い求人案件を紹介して貰えるという効率の良さと確実性でしょうか。人間には誰にも主観(思い込み)と客観(現実)のミスマッチがあります。自分ではベストマッチの転職、恋い焦がれた会社と思い込んでいても、客観的には志向の本質からかけ離れたミスマッチの選択であることも多いのです。
一方、人材紹介会社には、様々な企業に関するあらゆる情報が集められています。新規事業計画などの非公開情報や、世間一般には出回っていない非公開求人も多数寄せられており、社風や配属部署との相性、採用担当者の好みまで把握している場合もあります。また、効果的な職務経歴書の書き方や面接テクニックなどに関するアドバイスが受けられたり、面接のスケジュール調整など、面倒な作業を代行してくれるという便利さもありますね。
但し、どんな人材紹介会社にも色々なカウンセラーがいますので少々注意が必要です。もともと民間の人材紹介は紹介先から年俸の何割かを斡旋料として得て成り立っているビジネスですので、ある程度の営利追求は致し方ないのですが、中には本人の意向や社会貢献を忘れ、“売りやすい人”しか相手にしない、“売りやすい会社”にしか紹介しないなど、生身の人間をモノ(商品)としか考えない営利優先主義のカウンセラーも多いです。
また、良いカウンセラーであっても人間ですから、性格とか好みとか、パートナーとして転職活動を進めるうちに、自分との「相性」といった問題が出てくる場合も多々あります。人材紹介会社の利用はメリットも大きいのですが、いかに親身になって応対してくれるか、どれだけ真正面から真剣に向き合ってくれるか・・・そういうカウンセラーと出逢えるか否かが、転職の成否を左右する大きな要素になっていることは確かです。