あなたは同じ事務職として業界転換をしたいのでしょうか、それとも、全くの職種転換を前提とした応募なのでしょうか。とかく「隣の芝は青い」ようなのですが、その実態は外から見えるほど綺麗なものじゃありません。27歳ということですと、世間的には実務経験や実務能力も相応に求められる年齢層ですし、同じ業界未経験でも、ケースバイケースで受け入れられる可能性は大きく異なるということです。これはいつも感じていたことなのですが、ご相談をお寄せ下さる方は、可能な限り具体的な情報を添えて下さいね。
その仕事をする上で何か特定の免許資格や許認可が必須となる場合は仕方ありませんが、大抵の場合「未経験不可」は企業側の勝手な都合(人材育成にコストを掛けたくない/選考に手間を掛けたくない)によるものです。それを「不可」と表記して拒むのは本来憲法違反であるばかりか、自ら可能性を狭める愚かな行為です。賢明な経営感覚をお持ちの方ならよくお判りかと思いますが、未経験というのは宝の山なんですよ。この表記はハローワークでさえもが平気で使っているようですが、せめて「経験者歓迎」という表記に改めて貰いたいですね。
あなたの魅力とそのアピール次第ではありますが、取り敢えず応募してみて、相手の反応(実態)を探ってみるという方法はいかがでしょうか。資本主義経済下での雇用が需給バランスの影響を受ける(即戦力の経験者が優先採用される)のは仕方ありませんが、そもそも人材育成を怠る企業、無垢な感覚を拒む企業はいずれ失墜するものです。もし業界未経験を理由に門前払いをするような企業なら、選考の手間を惜しむ企業なら、それは「人財」を単なる生産力、歯車としか考えていない証拠ですから、はじめから応募する価値などないんです。
通常、人材の選考要素に於いて、経験値が占める割合は半分未満です。残りの半分以上は何だと思いますか。「人と成り」なんですよ。言い換えれば、生身の人間としての魅力、期待値ということです。ですから、あなたの「人と成り」に大きな魅力があれば、「業界未経験不可」を乗り越えるのはそんなに難しいことじゃないんです。単なる憧れだけではいけませんが、ご自身がどうしても行きたいと思うなら、やれるという自信があるのなら、そのために努力を惜しまないなら、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。