まずはじめに情報の出所と真偽、相手の意図をしっかりと確認する必要がありますね。そのオファーは現職での取引先など、あなたを良く知る相手からのものなのでしょうか? それとも、全く見ず知らずの企業やエージェントからのものなのでしょうか? あなたがどこかでご自身のキャリアを公開しているとか、あなたが業界である程度知名度のある方であるなら話は別ですが、そうでない場合に突然そのような話が舞い込むというのは不自然ですので充分に警戒して下さい。
ヘッドハンティングというのは実際のところ色々な目的で行われます。勿論、あなたが社外から高く評価されて・・・という、まともな話もあるのですが、競合企業による現職企業への何らかの策謀(機密情報窃取・顧客奪取など)や現職企業・同僚によるあなたへの何らかの策謀(派閥争い・失脚・リストラ)に基づいて行われる場合もあるのです。また、ヘッドハンティングを仲介するエージェントも様々です。人材斡旋は手法次第では資金も不要で巨額な利益を得ることが可能なビジネスですので、残念ながらダーティーな行為に及ぶ業者も少なくありません。場合によってはあなた自身が犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性もあるということです。
世の中、そうそう旨い話は無いものです。一番大切なことは、あなたがこれから何をしたいのか、どのように進みたいのかということですね。突然スカウトを受けたりすると誰でも多少は浮き足立つものですが、転職には必ずリスクが付きまといます。転職先があなたにとって都合の良い環境とは限らないのです。お誘いを受けるにせよ断るにせよ、見掛けの条件に釣られて自身を見失わないよう、あなたの志向の実現可能性を現職環境と比較の上で充分に精査・検討し、相手の真意を探りつつ、慎重に行動してください。