まずは不言実行です。つまり、あなたが黙ってひた向きな背中を見せることです。口でああだこうだと言うのは容易いですが、意欲の低い相手を最初から理詰めで説得しようとしても無理があります。人間という生き物、大多数はぬるま湯がお好きですから、どうしても楽な方へとなびくものです。毎日会社に通い、タイムカードさえ押してれば給料が貰える・・・そんな中であなたがいきなり周囲の意欲を高めようと働きかけたところで、却って反感を持たれるだけです。
次に、ここが最も肝心ですが、あなたが何らかの成果を目に見える形で示すことです。そうすれば、一人、また一人、と自ずと周囲の目の色が変わってきます。具体的なアクションを起こすのはそこまで引き付けてからです。多くの人は行動に何らかの見返りを求めますし、悪く言えば他人依存型です。ただ「頑張れ」「頑張ろう」では三日坊主に終わってしまう。周囲はあなたの姿勢や意欲が気になってはいても、ある程度の結果が見えるまでは行動を起こしにくいのです。
まずは言葉を封じ、自ら態度で示す。周囲に何らかの反応が見え始めたら明確な目標や課題を与えて動機付けを行う、問題提起をする、話し合う、目標を共有する。そこに大きなチームワークが生まれる。それまではじっと我慢、黙って背中をみせるだけ・・・。先日五輪出場を決めた女子バレーが良い例だと思いますが、決して人前に立つタイプではない吉原主将は最年長ながら毎朝誰よりも早くコートに姿を現し、黙々と独り練習を続けていたそうです。どんなに優秀な選手を集めても、個人プレーだけでは勝てない。負ける事に慣れきってしまっていたチームを再生し、五輪出場に導いた最大の功労者のリーダーシップは大きな参考になるのではないでしょうか。