あなたの給与は一体どこからやって来るのでしょうか?
資本主義・自由主義経済の下では市場に競争原理が働きます。営利企業に属して働くのなら、たとえあなたがどんな職務に就こうが、最低限、企業が存続するための利益は日々(公正な手段で)追求して行く義務があります。そして給与は利益の配分です。20万円を安いと見るか、高いと見るか・・・その指標があるとすれば、それは、横並びの形式的なものではなく、あなたの日々の仕事が(直接的・間接的に)幾ら利益をもたらしているかなのです。
スキルはあくまでも道具に過ぎません。そのスキルを使ってどれだけ業務効率が向上しましたか?どれだけコストが削減できましたか?どれだけ顧客の信頼を得ましたか?どれだけ利益を産みましたか?・・・もうお分かり戴けたかと思いますが、スキルそのものに対して給与が支払われているわけではないのです。
給与の根源を辿れば、それは顧客の価値観に帰着します。顧客が商品やサービスに価値を認めなければ利益は産まれません。利益が産まれなければ、あなたの給与はそもそもゼロなのです。技術や知識を身に付ける、経験を積む、資格を取得する・・・大いに結構です。ですが、給与とは働いた成果に対する報酬です。企業に勤めていると、給与は自動的に支払われるもの、貰って当たり前という錯覚に陥ってくるものですが、それはただ組織という運命共同体の中で保険を掛けて分け合っているだけに過ぎません。利益が貢献度に応じて適正に分配されていないのであれば問題ですが、それ以前に、あなたは自分が商人であるという本質を忘れてはいないでしょうか?