失礼ながら「大手出身だから」とか「ベンチャー経験を積めば」というのは、キャリアの本質を見誤っています。同じ大手出身者でも、歯車に没し、与えられた仕事のみをこなして既得権益にしがみついてきた人と、常に問題意識を持ち、困難な課題に日々取り組んで来た人とでは、実力が全く違います。ベンチャー系企業へ転職した場合、少なくとも前者の場合は全く歯が立ちません。大手出身だからと云ってちやほやするような会社があったとしたら、それはまともな会社ではないか、どのみち実力を発揮できる環境のない会社です。
ズバリ申し上げますが、ベンチャー系企業への転職で最大の障害となるのが「有利不利」の損得勘定ばかりで物事を推し量ろうとする打算(=保身感覚)です。毎度辛辣で恐縮ですが、あなたの「実力を試したい」も「うぬぼれ」以外のなにものでもありません。何もかもがお膳立てされた環境で築いた「実力」など、所詮は「絵に描いた餅」に過ぎないのです。本当に自分を試してみたいなら、看板を外し、肩書きを外し、一度辛酸を舐め尽くしてみた方が良いでしょう。そこから這い上がって来れるか否か・・・それであなたの本当の価値が決まるのではないでしょうか。