客観的な判断材料がない以上、筆者には上司の主張が妥当なものか否かが判りませんが、結局のところ「自分の意見を通したがる」も「そりが合わない」もあなたの主観に過ぎないわけです。ご自身ではなかなか認めにくいでしょうが、むしろあなたの方が「自分の意見を通したがる部下」であり、ご自分の意見が通らないから「そりが合わない」と感じている可能性もあるということです。自己の主張を曲げないということは、好意的に解釈すれば「確固たる信念の裏返し」でもあります。操縦しやすい優柔不断な上司よりも、リーダーとして、むしろ有望ではないでしょうか。あなたについても同じことが言えますね。
円滑なコミュニケーションをはかるポイントは、在り来たりではありますが、やはり「相手の立場に立って感じ、考えよ!」です。同じ言葉でも全く逆の意味で使うことがあるように、人の言葉や行動の裏には様々な背景、複雑な事情があることに気付いて下さい。突き詰めれば、人の性格すらも、その人の生い立ちや生活環境、辛苦の積み重ねを知らなければ、本当に理解することは不可能です。表面的な言葉や行動に反応するのではなく、その裏に隠された「心」「気持ち」を読み取ることが大切です。そして、どこかに何かしらの合意点、共通点を見つけることです。それも不可能であれば、どのみち同じ組織の中で仕事を続けるのは互いに不幸でしょう。勝手な解釈をさせて戴くなら、あなたと上司は「似た者同士」なのかも知れませんよ。