「ぶれる」とか「ぶれない」とか、最近では一般の方までが(人材業界の)業界用語を使うようになってきたんですね。これは本来、職務経歴を「値踏み」するときの用語で、あまり良い言葉ではないのですが・・・。便利な世の中にはなりましたが、利便性は一方で人間の能力を退化させるという皮肉な結果も招きます。我々は氾濫する情報の中からその善し悪しを見極め、取捨選択する能力を磨かねばなりません。
ところで、あなたはご自身の将来について、どのようなビジョンを描いているのでしょうか?
要はあなたのキャリアビジョン次第なのです。専門家・職人としてひとつの仕事を貫き、極めたいのか、それとも、もっと他にやりたいこと、或いは目指す目標や境地があり、そのためのターニングポイントやステップとして今の仕事、今の自分を捉えているのか、ということです。前者であれば、選んだ仕事をとことん極めていただきたいし、後者であれば、己のビジョンに則って、目的達成へのプロセスとしての「別の職種へのチャレンジ」を邁進して行くだけの話なのですよ。
「ぶれる」とか「ぶれない」とかは他人の評価に過ぎないわけです。そんなの、どうでもいいじゃないですか。人生、一直線には進めませんよ。右に曲がったり、左に曲がったり、時にはUターンしたり・・・。そうやって色々な人と出逢い、色々な経験をして、ようやく目的地までの地図を手に入れるんです。行く手を遮る詰まらぬ損得勘定なんかも捨てちゃったらどうですかね?