法的には一か月前の告知で充分足りるわけで、半年もの引継期間を申し出ている以上、客観的には決して無責任ではありませんよ。むしろ「無責任」という言葉を発した上司の人徳を疑いますね。ただ、道義的には、あなたの社内での立場や離職理由(やりたいこととは?)にも依るのではないでしょうか。
例えば、あなたの会社が少人数の新興ベンチャー企業であり、肩書きや雇用関係がどうあれ、あなたが事実上の創業メンバーであったり経営の一翼を担っているような場合です。この場合には、「同士への義理」という意味に於いて、少なくとも「後継人材の育成責任」はあるでしょう。
もうひとつは、あなたの「やりたいこと」にどれだけの「意義」があるか、ということです。自分にとっての意義は勿論ですが、人に対しての意義、社会に対しての意義はどうなのか・・・?
単なる憧れや思いつき、或いは私利私欲にかられた「やりたいこと」では、周囲の賛意を得られるはずもありません。ですが、あなたの「やりたいこと」が「志」、更には「使命感」にまで高まったものであるならば、周囲の賛意を得ることも、円満に送り出して貰うことも、決して難しくはないはずなのです。
確かに色々な上司や同僚がいますよ。でもね、どんな相手に対してであれ、たとえ悪人に対してであれ、その心を動かすことができないということは、結局は己の誠意や説得力、想い、感謝の気持ちが足りないわけです。断絶や拒絶は最後の手段です。もう少し相手の立場に立ち、その心情を汲み取り、受け入れ、その上で知恵を出し合い、どうすべきかを共に考えてみては如何ですか?